県：新年度予算案 ３年ぶりマイナス、規模の追求から転換（その１） ／静岡

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000070-mailo-l22
　◇一般会計１兆１２９８億円
　県は１５日、０８年度予算案を発表した。一般会計の総額は１兆１２９８億円で、前年度当初比０・９％（９７億円）減と０５年度以来３年ぶりのマイナス予算となった。記者会見した石川嘉延知事は「大事業もピークを越えた。自然体でこう（減額）なった」と述べ、予算規模を競う考えから転換し、高い生産性による効果を追求した結果であることを強調した。予算案は２２日開会の県議会２月定例会に提案する。【鈴木直】
　◇県税収入は６年連続増
　予算規模が縮小したのはユニバーサル技能五輪や参院選など大型事業が終わったため。
　歳入の柱である県税は前年度比２・７％（１５０億円）増の５７５０億円。０３年度以来６年連続で増加し、県内企業の業績の堅調ぶりを示した。一方、交付税は同１３・４％（１７３億円）減。交付税の一部を県の借り入れで賄う臨時財政対策債は、地方活性化のために設けられた地方再生枠（静岡県９０億円）により増加し、同２２・０％増となった。
　歳出では人件費や社会保障関連費、公債費（借金返済）など削減の難しい義務的経費は同０・６％増の６２７６億円。義務的経費が増えたことで投資的経費は縮小し、同１・６％減の２０８０億円とピーク時の９８年度（５０５５億円）の約４割になった。
　使途自由な一般財源から義務的経費を除いた、県の裁量で使える政策的経費は１３３５億円と、０７年度２月補正後の１２２５億円に比べわずかに増える見込みだが、それでも三位一体改革前の０３年度（決算）の１５８７億円の８割にすぎない...

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